メソセラピーの効果は半永久的!?

メソセラピーってご存知ですか?脂肪吸引とは違って脂肪細胞に直接薬を投入し、脂肪を溶かして汗や尿として体外へ排出するダイエット方法です。

今回はこんな最新のダイエット法について詳しくご紹介していきます。

メソセラピーはフランスから始まったダイエット法であり、極細の注射針一つで済むことや一回の施術料金が安いことが特徴です。

大掛かりな手術をせずに痩せられる、さらにリバウンドがなく半永久的にその効果が続くということで話題になっています。

そのメカニズムについて紹介しましょう。

まずその薬剤に含まれるファスファチジルコリンという成分が、脂肪酸を脂肪から遊離させます。

そもそも脂肪とはモノグリセリドと脂肪酸から成るので、この段階は脂肪が分解された第一歩、ということですね。

そして溶けた脂肪が血液を循環し、汗や尿として体外へ排出されます。

というのが、メソセラピー(脂肪溶解注射)の論理的なメカニズムです。

メソセラピーは効果なし

しかし、実は最近の研究で、メソセラピーの主成分であるファスファチジルコリンが脂肪を溶かさないことが明らかになりました。

そうであればメソセラピーの効果はゼロということになりますが、そういうわけでもありません。

ファスファチジルコリンを水に溶かす添加剤として加えていたデオキシコール酸が、思いもよらず脂肪を溶かしていたのです。

医学的に正しいと思っていた理論が間違いであり(ファスファチジルコリンは脂肪を溶かさず)、単なる添加剤(デオキシコール酸)が偶然脂肪を溶かしていたわけです。

また、メソセラピーに関するもう1つの間違いとして、冒頭で書いた「脂肪を溶解して体外に排出するダイエット」という部分です。

実は、溶けた後の脂肪が汗や尿として体外へ排出されるという一般的な常識は間違いであり、実際には、溶けた後の脂肪は他の脂肪組織に吸収されます。

溶けた脂肪は体外には排出されない、ということです。

具体的にわかりやすく例を挙げると、次の通りです。

例えば、太ももにメソセラピーを行って太もも部分の脂肪を溶かした後、溶解させた脂肪は血管を通じてふくらはぎに流れていき、ふくらはぎ部分の脂肪組織に吸収されます。

あるいは、お腹の脂肪細胞に吸収され、内臓脂肪として蓄積されます、あるいは、二の腕部分の脂肪組織に吸収されます。

言い換えると、太ももの脂肪が体の他の部分に移動するだけ、ということです。

メソセラピーで溶かした脂肪が血管を流れる状態は、食事で摂取した脂肪が血管を流れる状態と全く同じです。

こう考えると、なぜメソセラピーで溶かした脂肪が体の外へ排出されないのかが論理的に理解できると思います。

脂肪は溶かしただけでは消費できません。運動をするなど、脂肪を燃焼させる行為を行って初めて消費できるのです。

だから、メソセラピーを何百回行っても、それは体の脂肪がある部位からある部位へ移動するだけであって、体重は全く減らないということです。

太もものメソセラピーを行うとふくらはぎ(二の腕)を太くする、とも言い換えられます。

メソセラピーはリバウンドしない?

メソセラピーに関するもう1つの疑問は、リバウンドするのか、という部分ではないでしょうか。

メソセラピーを行うと脂肪細胞自体が抹消され、つまり、メソセラピーを行った部位は脂肪を溜め込むところがなくなるのでリバウンドしないと言われています。

メソセラピーは半永久的に効果があるというわけです。

また減らしたい部分の脂肪を狙い撃ちができるので、細かな部分痩せを叶えてくれたり、脂肪吸引では起こりがちな皮膚のひきつれもないと言われています。

とっても良いことづくめに聞こえますが、メソセラピーの後もリバウンドします。

脂肪細胞が限界まで脂肪を蓄積した後は、細胞分裂を起こして全く脂肪を蓄積していない新しい脂肪細胞を生み出します。

この新しい脂肪細胞がまた限界まで脂肪を蓄積します。そして、また細胞分裂を起こして脂肪細胞の数がどんどん増えていきます。

よって、メソセラピーで脂肪細胞を溶かしても、徐々に脂肪細胞は復活して無限に増えていくわけです。

また、メソセラピーは1回分の施術費用が比較的安いですが、効果もかなり小さい、ということを覚えておきましょう。

メソセラピーを何十回と行っても、見た目ではほとんどわからないレベルだと言うことです。よって、費用の総額は結局高くつきます。

事前にクリニックとしっかり相談をしておかないと、回数を重ねて結局は予算オーバーになってしまった、なんてことにもなりかねます。

また、正直言って、クリニックによってスキルの差も激しいです。

メソセラピーの問題点は、脂肪を溶かすだけで消費しないことです。

脂肪は溶かすだけでは体中を循環して、また別の脂肪組織に吸収されるだけです。体脂肪の総量としては変化なしなので、メソセラピー後の体重も変化しません。

要は、脂肪は溶かすより燃焼させることの方が重要なわけです。

脂肪を燃焼させるには、運動と基礎代謝を上げるという2つの方法があります。

基礎代謝が上がれば脂肪が勝手に燃焼するので、基礎代謝を上げる方が運動よりもダイエットが楽だといえます。

しかし、基礎代謝を上げる一般的な方法は運動を行うことです。結局、基礎代謝を上げるために運動を行う必要があるので楽な方法だとは言えません。

そこで、酵素を補うのが脂肪を燃焼させる近道となります。

基礎代謝が低下する原因は2つあり、1つは体の筋肉量が減ることです。これを改善させるのが運動(運動をして筋肉量を増やすこと)なわけです。

もう1つの原因は、体内酵素が不足することです。酵素は脂肪をエネルギー変換する時に必須の体内成分だからです。

メソセラピーを行うくらいなら、酵素を補う方がダイエットの効率が高いのです。