コエンザイムQ10の効果

コエンザイムQ10は一躍有名になった成分ですが、さて、これは何者でどういった働きをし、私たちの体にどういった効果をもたらすのでしょうか?

サプリを買う前に、知っておきませんか?コエンザイムQ10の正体。

まず、コエンザイムは補酵素といって、酵素タンパクと結合して、酵素が作用する時に必要な低分子有機化合物のことです。

それは金属イオンだったり有機分子だったり多様で、ビオチンやリポ酸、ビタミンB12も補酵素のひとつです。

そして、コエンザイムQ10のQとは電子伝達系ユビキノンを指し、10はこのイソプレノイド側鎖長がヒト、ウシの場合10であることから来ています。

もともと1957年にアメリカで発見され、1967年に日清製粉が製造法を確立しました。

それまでは医薬品として使用されていたものの、やっと2001年にサプリメントとして認可され普及し始めました。

コエンザイムQ10はもともと心臓病の治療薬として使われていた他、がんや高血圧等にも貢献するとされています。

また、抗酸化作用による美肌効果、ビタミンEの再生促進による若返り効果があります。

もちろんダイエットにも効果があり、脂肪がミトコンドリアというところで燃焼されてエネルギーに変換されるのを手助けしてくれます。

ただ、コエンザイムQ10を飲んでもあまりダイエットの効果を実感できないのは、体内の酵素が不足している状態でコエンザイムQ10だけ補っているという事情もあります。

酵素を助ける成分であるところ、酵素が不足していても十分に効果を発揮できないわけですね。

実は、コエンザイムQ10は体内でも作られるので、ビタミンではなくビタミン様物質として定められていますが、加齢とともに体内で作られる量は激減します。

体内酵素も加齢とともに激減するので同じです。

また、コエンザイムQ10の食品からの必要な摂取量は1日30~60mgと言われていますが(これはイワシなら6匹分に相当する)、西欧型の食事ではせいぜい10~15mgしか摂れていません。

そこでサプリの出番ですが、残念ながら医薬品と違い、食品としてのサプリメントは厳しい品質規格のチェックがありません。

商品の値段に関わらずクオリティも様々、ということも念頭においておいてください。

摂取したコエンザイムQ10の60%は、吸収されずに体外へ排出されてしまうのも現実です。

コエンザイムQ10は脂溶性ですので、食事中に油を含むおかずと一緒に摂ったほうが吸収されやすいと言えるでしょう。

また、エネルギー代謝を行うのは酵素であり、コエンザイムQ10はその(エネルギー代謝を行う)酵素を助ける成分です。

コエンザイムQ10と一緒に酵素を補った方が、ダイエットには大きな効果を期待できます。

逆に言うと、コエンザイムQ10をどれだけ補っても、酵素が不足していれば効果はほとんど実感できないことになります。