黒酢はダイエットに効果がある?

黒酢を飲めばダイエットに効果があると言われていますが、その理由は黒酢が含むクエン酸とアミノ酸が関わっています。

クエン酸がエネルギー代謝を活発にし、アミノ酸が脂肪を燃焼させるという理由です。

黒酢のダイエット効果について詳しく解説します。

クエン酸のダイエット効果は?

黒酢が含むクエン酸には直接エネルギー代謝を活発にする、または基礎代謝を上げるといった効果はありませんが、運動の持続力(スタミナ)を上げる効果があります。

よく「お酢を飲むと疲れが回復する」と言われたりしますが、運動する時に疲れにくくする効果もあるのです。

例えばジョギングをする前に黒酢を飲んだ場合、いつもは15分でバテていたのが、1分余分に走れた(合計16分走ることができた)とします。

この場合は余分に走った1分のカロリーが余分に消費されたわけです。

体重60キロの人がジョギングを1分行った場合は、およそ6.3kcalくらい消費します。

この場合は黒酢を飲んでジョギングをしたことで、6.3kcal分のダイエット効果が生み出されたことになります。

ただし、一般的に言われているような、黒酢を飲むだけで痩せる(脂肪が燃焼する)というのは間違いです。

あくまでも、黒酢の効果は運動時のスタミナを上げることに限定されます。もし黒酢を飲んだ後で運動をしなかった場合、ダイエット効果はゼロです。

また、黒酢を飲んだから明らかにスタミナが上がった、というほどの体感的な効果は実感できないでしょう。

黒酢のアミノ酸は脂肪を燃焼させる?

黒酢には豊富なアミノ酸が含まれていて、アミノ酸には脂肪を燃焼させる効果があると言われています。

しかし、実際には黒酢のアミノ酸を摂取しても脂肪は燃焼しません。なぜなら、そもそもアミノ酸には脂肪を燃焼させる効果はないからです。

無理やりアミノ酸のダイエット効果を取って付けるなら、それはクエン酸と同様に運動時の運動パフォーマンスを上げる効果でしょう。

アミノ酸を飲むことでスタミナが上がり、それによって余分に運動できるようになります。その増えた運動時間の分だけカロリーを消費するというしくみです。

ただ、黒酢にアミノ酸がどれだけ豊富だと言ったところで、普段の食事で摂取しているアミノ酸量から比べれば微々たるものです。

基本的に酢は穀物や果実など炭水化物系統の栄養素を含む食品を原料として作りますが、このような食品にはたんぱく質が微量にしか含まれていません。

また、穀物や果実に含まれるたんぱく質はアミノ酸スコアが低く、低品質のたんぱく質です。そのため黒酢のアミノ酸は体に有効活用されにくい種類のものだと言えます。

それよりも、普段の食事で肉や魚を食べた方が高品質のアミノ酸を多量に摂取できます。

黒酢でアミノ酸をわざわざ摂取しなくても、普段の食事でそれ以上に高品質なアミノ酸をすでに多量摂取しているわけであり、黒酢からアミノ酸を摂取する意味はないということです。