酵素の効果は嘘?本当?

酵素の効果は本当だと言われたり、またある時は、酵素の効果は嘘と言われたり。酵素ダイエットが気になっても、真実が闇のままでは一歩前へ踏み出せません。

そこで、酵素の効果について科学的な観点から解説します。

酵素はたんぱく質に包まれた成分

よく酵素はたんぱく質でできた成分だと言われます。しかし正確に言うと、中心に酵素という核があり、その酵素の核をたんぱく質が包み込んだ形状をしています。

酵素そのものがたんぱく質だという誤解が広まっているので、酵素を摂取しても胃酸で分解されてしまうから効果がない、という誤った情報が同時に広まっています。

確かに酵素の中心核を包むたんぱく質は胃酸で溶けてしまいます。しかし、中心核を包むたんぱく質が溶けてしまった後でも、中心核である酵素は残ります。

この残った中心核の酵素が効果を発揮するのです。

胃酸で溶けた酵素は効果がないのか?

酵素を摂取して胃酸で(酵素の中心核を包むたんぱく質が)溶けてしまった場合、酵素の効果は失われてしまうのでしょうか。

この疑問に対する回答を一言で書けば、人間が食べたものはその100%が、胃腸で消化されてから吸収されているという事実を考慮しなければならないということです。

例えば肉や魚を食べれば、含まれるたんぱく質は胃酸でアミノ酸まで分解されてから体に吸収されます。

分解されたアミノ酸が体内で再度、たんぱく質(筋肉など)に再合成されます。

このことからもわかるように、摂取したたんぱく質は直接人間の筋肉に置き換わるわけではありません。アミノ酸という最小単位に分解されてから体内で使える形に組み立てられるのです。

子供のおもちゃの組み立てブロックを想像すればわかりやすいと思います。(例えばレゴなど)

一度組み立てたブロックの塊りを1つ1つのパーツまで分解し、またブロックを組み立てていろんな形のものを作ります。

話をたんぱく質に戻すと、牛肉のたんぱく質を食べても魚のたんぱく質を食べても、体内ではきちんと筋肉に再合成されます。

胃酸で消化吸収されてもたんぱく質の効果は失われていないわけです。

ビタミンに関しても同じです。胃酸は強酸なので、どの種類のビタミンを摂取しても原型を留めていないでしょう。しかし、ビタミンの効果はきちんと発揮されます。

酵素にも同じことが言えるのです。胃酸で分解されて吸収されたところで、酵素の効果が失われることはありません。

植物酵素は人間に効果がないのか?

確かに、植物の酵素と人間の酵素では型が微妙に異なります。酵素としての全体の形は類似していますが、細部において考えれば全く同一ではないのです。

大筋で一致しているけれど、一部だけ異なるというイメージです。

これを以て植物酵素は人間が摂取しても全く効果を発揮しないという意見がありますが、実際には植物酵素を人間が摂取しても効果を発揮します。

先ほどのたんぱく質とアミノ酸の話を想像すればわかると思います。

摂取したたんぱく質が直接人間の筋肉に置き換えられるわけではなく、アミノ酸という最小単位まで分解されてから体内で筋肉に再合成されます。

酵素の場合は、摂取した植物酵素が分解されて吸収され、体内で人間が利用できる酵素の形に再合成されてから効果を発揮します。

酵素ダイエットの効果について

酵素ダイエットとは酵素ドリンクなどで体に酵素を取り入れることで、体内の代謝機能に関わっている部分に酵素を補うダイエット方法です。

代謝が高いほど消費カロリーが多いので痩せやすい体だと言えますが、体内で代謝に関わっているのはミトコンドリアと言う細胞小器官です。

このミトコンドリアには、糖や脂肪を原料としてATPというエネルギー源を生み出す役割がありますが、ATPを生成する時に複数回に及ぶ酵素反応を引き起こしています。

ミトコンドリアの中には数多くの酵素群が存在しています。このミトコンドリア内の酵素不足を補うのが酵素ダイエットです。

ミトコンドリア内には、単体の酵素1種類が存在するわけではありません。酵素群(複数の酵素)が存在しています。

エネルギー生成するためには、複数の酵素が協力し合う必要があるわけです。

そのため、酵素ダイエットの効果は摂取する酵素製品に含まれる酵素数に比例します。酵素数が多いほど、ミトコンドリアの酵素不足を効率的に補うことができるからです。

現在、市販の酵素製品の中で酵素数が最も多いのはベルタ酵素(酵素数=508種類)です。